1.「本気になれること」を見つけよう

「本気になれること」をみつけることが、人には大切だと思います。行政書士の資格を取り開業し、私はかつての「本気」を取り戻した気がします。それは私が高校生のころに、全国高校サッカー選手権を目指して燃えていた、あの頃の純粋さに似ています。
社会へ出てからは紆余曲折もありました。それでも資格に挑戦し合格して、なんとか思うように人生を軌道修正できたように思います。人には、本気になれる仕事を見つけることが大切です。

サラリーマンの頃の私は、賃貸マンションの営業職。働いていたのはテレビでCMもやっている、若者向けワンルームマンションを開発する会社です。私がやっていたのは「用地の仕入れ営業」です。
町の商店街で、たとえば昔ながらの履物屋さんなどを訪ね「建て替えませんか?屋上をご夫婦の部屋にして、残り6部屋から家賃収入を得ませんか?その方が生活も楽になりますよ…」、そんな風にマンション経営を斡旋する仕事でした。

私の営業成績は、大体「中の上」くらいだったでしょうか。会社では、成績を表彰されたことも何度もあります。でもトップセール組みにはかなわなかった。
よりによって上位のなかには高卒で働いている人が結構たくさんいて。なんか面白くない。社会へ出てまで「学歴」にこだわる自分がイヤではありましたが、それでも面白くない!

負けは素直に認めます。トップセールスの人たちってみんな例外なく仕事が好きなんですね。そもそも覇気がちがうっていうか、仕事に打ち込んでいる感じがある。
「用地仕入れ」の仕事は私も好でしたが、「本当に好きか?」といわれると、やはり彼らにはかなわなかった。彼らほどには「本気」になれなかったということです。つまり気持ちで負けていた…。

だから「本気になれるモノをみつけたい」、そんな気持ちが余計に強かったのです。 本気の自分を取り戻すために、私は「資格」を取ろうと思いました。「人にはなかなか取れない資格を僕は取る!」。
そう思うようになると、資格ブームと言われている世の中とは、「ホントはみんな本気になれるモノを探しているからではないか』と、考え方も変わってきます。何か資格を目指すということ。そのこと自体がもう「本気の証」のように感じていました。

その頃はまだ、「目指すは行政書士」とまで絞り込みはできていません。でも資格をとりたい気持ちはどんどん強くなっていきます。不思議なもので、目標をつくると、普段は感じない熱が体中をめぐります。
少し時間は掛るかもしれない、回り道になるかもしれない。「それでも僕は、国家資格者として新しい仕事に本気になる」。そのよう覚悟を固めたのが5年前のことでした。



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