6. 独学はやめておいた方が無難!
いかがでしょう?みなさんにとって行政書士は、昨日まで考えていたよりも魅力的な資格に思えてきましたか?それとも大変そうだからやめにして、いまのまま仕事を続けることにしますか?私は甘い話はしたくないです。これまでお話してきた通り、行政書士の資格だけ取っても、おそらく半分くらいの人は脱落していくからです。現実はどんな世界でもきびしいです。
しかしここまで読んできて、「自分にできないはずがない」、「サラリーマンを続けるより面白そう!」と感じはじめているみなさんへ。私が本当に話を聞いてほしいと思っているそんなみなさんにこそ、もう一つだけアドバイスがあります。
それは「本気で行政書士を目指すなら、独学だけはやめておきましょう」ということです。人生に勝負をかけようと思いはじめたみなさんが、この段階で数万円をケチるほど馬鹿らしいことはないです。私は数十万円の投資が必要、と言っているわけではありません。わずか4~5万円のことです。
はっきり言いましょう。独学(市販書での学習)でも、合格は不可能ではありません。しかしかなり困難なのです。名のある専門学校が出版するテキストなら合格しやすいかと言えば、そんなことはないのです。シビアに考えてみてください。専門学校にしても市販書のみの学習で合格されてしまっては、受講生をたくさん集めることはできません。
学校とはいえ商売は大事です。世の中はそういうものです。初学者の方が厚いテキストを手にすると、『内容が充実していてこれなら信用できそう』という錯覚に陥りがちです。行政書士の試験対策をまだ何も勉強していないから当然なんですけどね。
私も1年目は独学でした。といっても初年は様子見でしたが。最初の年は行政書士の受験願書を出してから勉強を始めたのです。市販書で勉強を始めたのは夏の盛りの8月でした。
もちろん合格できるつもりなんかさらさらありません。だって試験まで3カ月もないのですから。しかし、何かしらまず動き出して、リスクの少ない失敗をたくさん経験しておくべきだと思ったのです。
その時の教訓は。「市販のボリュームあるテキストを、1年で頭に覚えさせるのは無理」ということ。勉強を始めるようになるとわかりますが、行政書士試験の対策には、時事問題や白書対策など、情報収集の鮮度を問われるやっかいな出題もあります。独学ではそういうことを聞くすべがないのです。
行政書士を目指す意志がはっきりしているみなさんには、きっぱりと言います。実績ある通信講座やスクールを活用するべきです。