2. 資格仕事には自信が見える

目標とする資格に、行政書士を選んだ理由は、なるべく前職の経験を活かしたかったからです。「用地の仕入れ」という仕事では、不動産鑑定士や測量士、それから建築士など、いろんな専門家さんと接点がありました。その頃はあまり意識していませんでしたが、行政書士にも何度か接触しています。

『なんだよ、測量さんも設計屋さんもみんな資格持っている人たちじゃないか。経済学部卒の僕って何者!?苦労して勉強した経済原論とか国際経済とか…、なんて言うか全然仕事に使えない』。
みたいなちょっとした焦りがあったことも、営業の仕事にもうひとつ本気になれなかった理由かもしれません。
そして資格を活かして働いている人たちは、私にはみなが自信満々に見えました。そのことも羨ましかった、眩しかったのかな…。

私が「行政書士」に絞り込んだ理由に戻ります。
私は仕事を続けながら、資格を目指す必要がありました。その頃はもうすぐ30歳。まちがっても「浪人生活」のような甘えは許されません。しかし、2~3年仕事をしなくても食べていけるだけの貯金はありません。
「仕事と試験勉強の両立ができること」、そして「2~3年で決着をつけられること」、この2つは私にとって絶対条件でした。

仕事をしながらでも2~3年で合格できそうな資格は何?税理士、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士、マンション管理士などが浮き上がってきます。
「自分が本気になれる仕事は?食べられる資格は?」。行政書士、マンション管理士が残りました。
社会保険労務士も行政書士と難易度は同じということでちょっと迷ましたが、私は社会保険を仕事にしたわけじゃない。税理士も同じです。一生お金の計算ばかりしている仕事は性に合いそうにありません。

行政書士の仕事は、簡単にいえば、国や都道府県、市町村などの役所に届け出る書類を書いて提出することです。役所に提出する義務のある書類ってホントにたくさんあります。
みなさんに一番わかりやすいのは「運転免許証」の更新などですかね。よく言われるフレーズは「行政書士が扱う書類の数は10,000種類以上」みたいな感じです。誰か真面目に数えた人がいるのでしょうか?

代表的な仕事は「建設業許可」、「風俗営業許可」、「自動車」、「会社設立」、「国際業務」、「相続・遺言」、「産業廃棄物許可」などです。
記載が複雑な化粧品や薬品メーカーをお客さんにして、がっぽり儲けている人も私は知っています。

開業して思うのは、行政書士で成功するかどうかは「本人のやり方次第」ということです。
本当に1万種類も書類があるかどうかは私にもわかりませんが、行政書士にはやれることがいくらでもあります。それはホント。商売の鼻がきく人には稼げる資格だなって、私は思っています。



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